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子供が夢中のオンラインゲーム、会話のきっかけにしませんか

Tags: オンラインゲーム, 親子コミュニケーション, 会話術, デジタルリテラシー, 子育て

子供が夢中のオンラインゲーム、会話のきっかけにしませんか

お子様がオンラインゲームに熱中している姿を見て、どのように声をかけたら良いか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。特に、ご自身がゲームに詳しくない場合、その世界が理解できず、距離を感じてしまうこともあるかと存じます。しかし、オンラインゲームは、適切なアプローチをすることで、親子間のコミュニケーションを深めるための意外なきっかけとなる可能性を秘めています。この記事では、お子様のオンラインゲームへの関心を、会話の糸口として捉え、親子でより良い関係を築くための具体的なヒントをご紹介いたします。

なぜオンラインゲームが会話のきっかけになるのか

お子様にとって、オンラインゲームは単なる遊びではなく、友人との重要な交流の場であり、自己表現や達成感を得る手段となっていることが多くあります。そこに親が関心を示すことは、「あなたの世界に関心がありますよ」というメッセージを伝えることにつながります。親がゲームの内容をすべて理解する必要はありません。お子様が何に熱中しているのか、なぜそれが好きなのかを知ろうとする姿勢そのものが、お子様にとっては嬉しいものです。

会話の具体的な始め方・声かけ例

お子様との会話を始めるにあたっては、まずゲームそのものを否定しないことが重要です。「またゲームばかりやって」「時間の無駄」といった否定的な言葉は、お子様の心を閉ざしてしまいかねません。まずは、お子様の「好き」という気持ちを尊重する姿勢を示しましょう。

例えば、このような声かけが考えられます。

もしお子様があまり詳しく話したがらないようであれば、ゲームの内容だけでなく、関連することから話題を広げてみることもできます。

ご自身の子供時代の遊びやゲームの話題を出すのも良いでしょう。「お父さんが小さい頃はね…」といった昔の話は、お子様にとって新鮮に聞こえるかもしれません。

ゲームを通じて学べること、話し合えること

オンラインゲームには、戦略を立てる、チームで協力する、問題を解決するといった、社会性や思考力を養う側面もあります。お子様がゲームのどのような点に面白さや難しさを感じているのかを聞いてみることで、お子様の意外な一面を知る機会にもなります。

また、オンラインゲームには、課金(ゲーム内でアイテムなどを購入するためにお金を支払うこと)や、インターネット上で知らない人と交流すること、ゲームに費やす時間など、親として心配になる要素も含まれます。これらの課題についても、ゲームを一方的に禁止するのではなく、ゲームへの関心を入り口として、話し合いの機会を持つことが可能です。

これらの話題は、お子様に一方的にルールを押し付けるのではなく、共に考え、理解を深めるための対話として進めることが理想的です。

会話を持続させるヒント

オンラインゲームに関する会話は、一度きりでなく、継続的に行うことが大切です。お子様の興味や状況は常に変化しています。

結び

お子様がオンラインゲームに夢中になることは、必ずしもネガティブなことばかりではありません。それを共通の話題として捉え、お子様の世界に関心を持つことから始めてみませんか。オンラインゲームをきっかけにした会話は、お子様との間に新たなコミュニケーションの糸口を生み、より開かれた親子関係を築く一助となることでしょう。まずはお子様に優しく「どんなゲームなの?」と声をかけてみることから始めてみてはいかがでしょうか。